北陸先端科学技術大学院大学
情報科学研究科
井口研究室
入学試験に対する私見
※ 私見であり実際の試験内容は試験担当委員により異なります。
本項目は大学の公式案内ではなく、一教員としての個人的意見になります。
本学の入学試験は面接ですが、本学で勉強したいという「熱意」を見ます。
では熱意とは何でしょうか?
たとえ話になりますが、山に登るという「熱意」がある場合、
登山家は何をするでしょうか?
まず最初に登るべき山 (研究目的)の選定をするはずです。
その山に登ると何がうれしいのか、世界最高峰なのか、
最難関なのか、未踏ルートの開拓なのか、先人の取り組みも
調べるはずです。
山が決まれば、その山に登るために
力をつけるべき筋肉を分析したり(必要な知識の分析)、
その筋肉を鍛えるトレーニングをしたり(関係科目の予習)、
他の登山家の経験談を読んだり (関連研究の調査)、
自分の体力を見積もったり (得意不得意の分析)、
現地の状況を確認したり(大学で得られる物的/人的/教育的資源の確認)、
用具のレビューを見たり (ツールの選定)、
用具の使い方やロープワークの練習 (プログラミング言語や必要な数学などツールの習得)
をするでしょう。海外の山なら当然英語や現地語も勉強するはずです。
途中悪天候の際にはどこでどう避難するか(計画が上手く行かない時の対策)や、
山小屋での補給計画 (何を学ぶか)、そして良き指導者(教員)を想定するのではないでしょうか。
山に登りたいと口先で言うだけでは山に登れないはずです。
筋力トレーニングやツールの使い方の練習など、それなりの時間をかけて準備するでしょう。
こういう準備ができているということが、熱意があると判断されるのではないでしょうか。
研究生として入学を希望する場合
本学は修士〜博士課程の大学院なので,原則として研究生だけの学生は受け入れていません.
しかしながら,修士課程での入学を前提とする場合は,研究生を受け入れることがあります.
したがって,研究生として入学を希望する場合は,まず博士前期課程(修士課程)の入学試験に出願してください.
入学試験出願後,本学の受付印のある受験票および博士前期課程の出願書類を添えて,当研究室にご連絡下さい.
修士課程での入学が前提なので,入学試験の基準に準じて審査が行われます.
頑張れば合格可能圏と判断される場合は,改めて受け入れ内諾のメールを差し上げると同時に,
入学試験で合格できるよう助言などの指導を致します.
Mαの検討
研究生としての入学理由で良く聞くのは
「他分野からの入学なので、事前に予備的に勉強しておきたい」
ということです。
しかし、本学は他分野からの学生も受け入れる大学院大学です。
ちゃんとそのためのプログラム「Mα」が用意されています。
簡単に言えば、2年分の授業料で3年在籍可能な制度です。
(適用条件など、詳しくは履修案内で確かめてください。)
Mαを使うと、最初の1年を情報基礎の勉強に使えますから、
他分野からの入学生も安心して履修できます。
さらに! 研究生+修士2年間だと、修士課程2年分に加えて
研究生分の授業料が必要ですが、
Mαなら修士2年間分の授業料のみで最長3年間履修できます。
つまり、研究生分の授業料が丸々オトクになります。
ですので、自信が無い場合は、まずはMαを検討してみてください。
中国人留学生の皆さんへ
(電気通信大学のWebページから引用)
『「研究生」とは、本学において指導教員の承諾のもと、特定の専門事項を
研究する事を目的に入学を認める制度です。
正規の学生とは異なります。単位の修得、学位の取得はできません。
日本語と中国語では「研究生」の意味する内容が違います。
中国語の「研究生」は、正規課程の大学院生を意味しますが、
日本語の「研究生」は非正規課程の学生
(中国語では「預科生」に当たる)を意味します。』
従って、正規課程の大学院生として入学するためには、博士前期課程または博士後期課程の入学試験を受験してください。
ino-lab@jaist.ac.jp
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Netscape,
w3mで確認済み.